個別指導塾とは
個別指導塾では、通常の集団授業のように1人の講師に対して複数の生徒が同時に同じ内容の授業を受けるのではなく、生徒ごとに内容を合わせて指導をしていく方法のことを言います。
講師1人が生徒1人だけ指導する1対1指導から、講師1人に対して同時に生徒3人指導する1対3指導までが一般的によく見られます。
中には1対4以上を行っている個別指導塾もあります。
例えば1時間の授業時間で1対2指導の場合、生徒1人が講師から受けることのできる指導時間は平均30分ということになります。
個別指導祝を選ぶ際に指導料金で見比べるならば、たとえ1対2指導の料金が1対1指導の半分の料金だったとしても、それは1対2指導が得ということにはなりません。
1対2以上の指導に際しては講師が同時に複数人担当しますから、1人ずつ生徒が変わるたびに頭を切り替えて指導にあたります。
その都度考えることや指導することが変わるので、頭の切り替えも大変で普通に考えれば、指導のとき時間にロスが出たり、指導の質が落ちたりすると思います。
また1対2以上のときには、他の生徒が質問している時間や指導している時間に待ち時間が発生します。
また教えている途中でも他に優先すべきことがあると途中で指導を中断することもあると思います。
こういった時間のロスや指導内容の低下は、同時に指導する生徒の数が多いほど起こりやすくなります。
また手のかかる生徒が1人でもいるとさらに指導の質が低下してしまいます。
このように1対2以上の個別指導では、生徒が受けることのできる指導時間に不公平ができやすくなっています。